独自ドメイン取得後に、独自ドメインを使ったメールアドレスを設定しましょう。
独自ドメインのメールは信頼性が高く、ビジネスで使うメールアドレスにおすすめです。
レンタルサーバーでは、Webサーバー(ホームページのデータが保存されている場所)と、メールサーバー(メールのデータが保存されている場所)がセットで提供されることが多く、追加費用なしで複数のメールアドレスを作成することが可能です。
Gmailじゃダメなの?
独自ドメインのメールアドレスを作るメリットとは?
お問い合わせフォームから送信されるメールの受付にGmailを希望される場合がありますが、これはおすすめできません。
送受信トラブルが発生するリスクがあるからです。
今回は、独自ドメインのメールアドレスを作るメリットと、お問い合わせの受付にGmailはやめたほうがよい理由、メールアドレスの決め方をご説明します。
独自ドメインのメールアドレスを作るメリットは、以下のとおりです。
- 信頼性が高い・認知度を高められる
- 機会損失を防ぐ
- 長期間の保存が可能
- データの保存容量が多い
① 信頼性が高い・認知度を高められる
Gmailは、13歳以上であれば誰でも無料で簡単に取得できるメールアドレスです。
そのため、悪用されることもあります。
独自ドメインとは、「gmail.com」などサービス提供者側の社名ではなく、自社名や屋号などを入れた自分だけが所有できる世界で1つだけのアドレス ⇒ インターネット上の住所です。
はなウェブの場合は、
https://hana-web.com/
「hana-web.com」が独自ドメインになります。
この独自ドメインを使って、メールアドレスを作ることができます。
△△@hana-web.com
↑
△の部分に好きな文字列を入れて、メールアドレスを作ります。
ホームページと同じドメインを使うため認知度が高まり、誰でも無料で簡単に取得できるメールアドレスよりも信頼してもらいやすくなります。
② 機会損失を防ぐ
2024年2月にGmailのセキュリティ機能が強化され、今までは迷惑メールと誤判断されて「迷惑メール」トレイに振り分けられていたようなメールが、振り分けられる前にブロックされるようになりました。
これでは、お問い合わせがあったことに気づくことができません。
送信完了のメッセージが表示されたのに、いくら待っても返事が届かないようでは、対応が悪いと思われてクレームにつながります。
Gmailを使ってお問い合わせフォームのメールを送受信する方法もありますが、末永くホームページを運用することを考えると、Gmailのガイドラインが変更されるたびに対策を行うよりも、独自ドメインのメールアドレスで運用した方が機会損失を防げます。
③ 長期間の保存が可能
Gmailの場合、「ゴミ箱」と「迷惑メール」トレイに残っているメールは30日後に自動的に削除されます。
重要なメールを誤って受信トレイから削除してしまったり、お客さまからのメールが迷惑メールトレイに振り分けられていたりして発見が遅れると、メールは消えてしまいます。
独自ドメインメールの場合は、ゴミ箱や迷惑メールトレイに残ったメールが自動で削除されることはありません。
ただし、ドメインとレンタルサーバー(メールサーバー)の契約更新を忘れると、サーバーからデータが消えてしまいますのでご注意ください。
ゴミ箱や迷惑メールトレイを確認することがあまりないので、自動で削除されないのは安心です。
④ データの保存容量が多い
Gmailは、無料で利用できるのは15GBまで、それを超える場合は有料になります。
この15GBには、GoogleフォトやGoogleドライブなどのデータも含まれますので、Googleのサービスを利用される場合はあっという間に上限に達してしまいます。
お客さまからも「使いやすい!」とご好評の「エックスサーバー」スタンダードプランの場合は、Webサーバーとメールサーバー合わせて300GB利用でき、メールアカウントごとに20GBまで設定できます。
レンタルサーバーや料金プランによって保存容量が違いますので、ご契約前にご確認ください。
独自ドメインのメールアドレスを考えよう
メールアドレスに使用できる文字列や文字数などは、利用するサービスによって異なります。
レンタルサーバーのマニュアルでご確認ください。
メールアドレスに使用できる文字列
- アルファベット(a~z:半角のみ使用可・小文字での設定を推奨)
- 数字(0~9:半角のみ使用可)
- 記号:「 - 」(ハイフン)、「 . 」(ドット)、「 _ 」(アンダースコア)のみ使用可
メールアドレスの最初の文字は、アルファベットまたは数字のみ使用可
連絡先を尋ねられたときに、すぐに書けるような覚えやすいメールアドレスにしましょう。
@から前の文字数
- 上限:64文字
- 3文字以上を推奨
手入力することを考慮し、わかりやすいメールアドレスにしましょう。
使用できない記号の使い方
- @の前に「 . 」(ドット)を入れる
- 「 . 」(ドット)、「 _ 」(アンダースコア)の連続使用
使わない方がよい文字列
「info@△△.com」などの推測されやすいメールアドレスは、迷惑メールの標的になりやすいため使わない方がよいでしょう。
- 推測されやすい文字列
例:「info」「contact」など - 生年月日や電話番号などの個人情報
- 意味のない文字列
- 数字のみ
例:123@***.com - 顔文字
例:l.a_a.l@***.com
用途ごとにメールアドレスを作成できる
独自ドメインのメールアドレスは、複数作成できます。
はなウェブでは用途に分けて、2つの独自ドメインメールアドレスを使っています。
メインアドレスは、ホームページからのお問い合わせや、お客さまと連絡する際に利用。
サブアドレスは、外部サービスを利用する際に利用し、重要なメールと通知などのメールが混在しないようにして管理しています。
その他、プライベート用とは別にGoogleアカウントを作成してGmailも利用しています。
メールアドレスは長期的に使い続けるものです。
信頼され、わかりやすいメールアドレスを設定しましょう。
はなウェブでは、独自ドメインのメールアドレス設定代行・作成のご相談、メールソフトの設定サポートも承っています。
お困りの際はお気軽にご相談ください。