タイトルタグとメタディスクリプションを解説するイラスト

Webサイトの記事を、必要としている人に伝わるようにするための「裏側の仕組み」があるのをご存知でしょうか?
それが「タイトルタグ」と「メタディスクリプション(要約文)」の設定です。

これらは記事を書く画面の目立たない場所にあるため、「そもそも設定できるなんて知らなかった」「何のために入力する項目なのか分からない」という方がとても多いです。

今回は、SEO(検索エンジン最適化)の専門的なテクニックのお話の前に、「なぜこの2つをご自身の手で設定する必要があるのか」についてお話しします。

検索結果は「インターネット上の商店街」です

あなたが書いたブログ記事は、あなたのお店の「商品」。そして、Googleなどの検索結果一覧は、「インターネット上の巨大な商店街」のようなものです。

読者は商店街を歩きながら、「どのお店に入ろうかな」と探しています。
そんなとき、最初に目が行くのはお店の入り口です。

  • タイトルタグ(=タイトル)
    お店の「一番大きな看板」。何屋さんなのかを一目で伝えます。
  • メタディスクリプション(=要約文)
    店先に置かれた「案内ボード」。およそ80〜120文字で「当店ではこんなことが分かりますよ」と、お店の魅力を伝えます。

この2つを自分で設定していないということは、「どんな看板と案内ボードを出すか」を、商店街の案内人であるGoogleに丸投げしている状態なのです。
案内人はお店の中(本文)を見て自動的に看板を作ってくれますが、それがあなたの「一番売り出したい魅力」と一致するとは限りません。

「タイトルタグ」を設定すべき3つの理由

① 検索エンジンに「お店のテーマ」を伝えるため

商店街の案内人であるGoogleは、この「タイトル」を見て、あなたの記事がどんなテーマなのかを理解するための大切な手がかりにしています。
タイトルで記事の内容をしっかり宣言することで、「このお店はこういう商品を扱っているんだな」とスムーズに理解されやすくなります

タイトルは検索順位を決める数ある要素のひとつです。
これだけで順位が上がるわけではありませんが、第一印象の材料として欠かせない「基本の備え」といえます。

②「読んでみたい!」とクリックしてもらうため

検索結果にライバル店がズラリと並んだとき、読者が一番最初に見るのは看板(タイトル)です。
パッと見て魅力的な看板がかかっていれば、店内(記事)へ足を運んでくれるお客様は増えやすくなります。

③「また読みたい」という気持ちに応えるため

タイトルは、ブラウザのお気に入り(ブックマーク)にもそのまま登録されます
「あの記事、あとでもう一度読みたいな」と思ったとき、分かりやすい名前がついていれば、すぐに目当てのお店を見つけてもらえます。

「メタディスクリプション」を設定すべき2つの理由

① 迷っているお客様の背中をそっと押すため

「タイトルは良さそうだけど、本当に自分の求めている情報があるかな?」と迷っている読者への最後の一押しとして大活躍します。
「この記事を読めば、あなたの知りたいことが分かりますよ」と丁寧に案内することで、読者は安心してクリックできます

② ミスマッチを防ぎ、じっくり読んでもらうため

あらかじめ記事の内容を要約して伝えておくことで、読者は期待どおりの情報を受け取れます。
結果として満足度が高まり、記事を最後までじっくりと楽しんでもらいやすくなります

設定した内容は、検索結果でどう扱われるの?

現在は、タイトルや要約文をご自身で設定しなくても、Googleが記事の本文から自動的に文章を抜き出して、検索結果に表示してくれる便利な仕組みになっています。

では、自分で設定した内容はどのように扱われるのでしょうか?
実は、「タイトル」と「要約文」で少しだけルールが異なります。

タイトルの場合

Googleは、サイトに設定された「タイトルタグ」を第一候補として採用します。
しかし、「長すぎる」「キーワードが不自然に詰め込まれている」「記事の内容と合っていない」とGoogleが判断した場合は、書き換えられてしまうこともあります。

要約文(メタディスクリプション)の場合

要約文はタイトルとは異なり、検索されたキーワードに合わせて「Googleが本文の中から最適な部分を自動で切り貼りする」のが現在の主流です。
ただし、Googleが「本文から自動で作るよりも、あなたが設定した要約文のほうが読者にとって親切だ」と判断したときには、あなたの設定内容が優先して表示されます。

つまり、100%思いどおりに表示されるわけではありませんが、Googleに対して「私としては、こう表示してほしい」という最適な候補を提案するために、ご自身で設定しておくことは今でも大切な一手なのです。

まとめ:記事の評価は、読まれる前から始まっています

読者は多くの場合、検索結果に並んだ「看板」と「案内ボード」だけを見て、あなたのお店に入るかどうかを数秒で判断しています。
つまり、一生懸命書いた記事の評価は、お客様が扉を開く前の「入口」の時点で、すでに始まっているのです。

近年はGoogle検索の結果にAIによる要約が表示されることも増え、検索結果の姿は少しずつ変わってきています。
それでも、「タイトル」と「要約文」が読者の目に最初に触れる大切な案内であることは、今も変わりません。

「SEO対策」と聞くと難しく感じますが、その本質は「伝えたい内容を、必要としている人に見つけてもらいやすい形でお渡しする」という、商売の基本・思いやりのコミュニケーションにあります。

ほんの数分のひと手間が、あなたの記事をたくさんの方に届ける優秀な営業スタッフになってくれますよ。

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